2020年4月1日 19:30
「ritsuko karita」のアトリエから【インタビュー】Vol.2
AKIKOAOKIさんら70組以上のデザイナーが卒業している。
デザビレ内の旧アトリエとの共通点や違いは?
アトリエをもって仕事をするということ自体は、自然とたどり着いてしまった感じなので、一緒ですかね。
小さいころから段ボールでおうちをつくることが好きで、つくって猫と一緒にそのおうちに入ったりしていたんですよね。それで、そういう日々の環境みたいな、インテリアや暮らし、建物とか家とか、そういうことはずっとすきでしたね。
でも、デザビレのときは、服をつくってはいたけれど、今在る場所の中で仕事をこなすことに一生懸命で、それが全てだった感じがあります。“過程”、というか、とりあえずものをつくるのに場所も知識も必要で。私もまだ当時23歳で、ブランドとしてもファンの方はいてくださったけど、ビスネスとして、生産面など本当にまだまだ勉強しなきゃいけない段階でしたね。だから、あまり空間をおしゃれにできなかったというか、仕事をこなす以外の空間のことまで余裕がなかったですね。
今回のアトリエでは、ちゃんと、自分の好きなものを集めながら、少しずつ前よりも居心地がよい自分の居場所を作って、“自分の理想”に近づけている気がします。