再発見したクラシックを新世代のために再パッケージ化。ポール・スミスが2021年秋冬メンズコレクション発表
シルクのパジャマは、70年代のサイケデリアを2021年のWFH(ワークフロムホーム)のムードとミックスしています。こうしてそれぞれの素材が集められ、折衷的な“ベストアルバム” ―再発見したクラシックを新世代のために再パッケージ化したコレクション―を制作しました。
Paul Smith AW21 Look 010
カラーパレットにはリッチで冬らしいグリーン、パープル、ブラウンなどが並び、ライム、オレンジ、ピンクといったピリッと刺激的な色彩がアクセントを加えます。ミリタリージャケットやヘビーブーツの実用的なタフさとは対照的に、フローラルプリントは柔らかな印象を与えています。男性のためのフローラルプリントを取り入れたデザイナーの先駆者であるポールは、レザーに3Dプリントを施したり生地に織り込んだりと、フローラルモチーフを通して革新を続けています。 モダンなペイズリー柄がポール・スミスのシグネチャーパターンのひとつを復活させ、ハワイアンプリントは、50年前に最初にオープンしたノッティンガムのショップでかつて販売していたようなヴィンテージシャツを連想させます。
Paul Smith AW21 Look 007
スタイリングを手がけたジュリアン・ガニオの父は長年にわたりポールの顧客であり友人であり、ジュリアンが父親の“ポール・スミスアーカイブ”を長年にわたり自身のものにしてきたという事実が、彼ほどコレクションのスタイリングを手がけるのにふさわしい人物はいないということを裏付けています。