くらし情報『文化庁メディア芸術祭 受賞作品発表 - 受賞作品展も東京で開催』

文化庁メディア芸術祭 受賞作品発表 - 受賞作品展も東京で開催

を生成する。作者はこの動きを、生物学、社会科学、コンピュータ・サイエンス、人類学から、経済学や政治学に至る、異なる尺度・領域に発生しえるものと捉えている。

本作は、表出されるもの自体に、プログラムや指揮系統を介在させず、結果に関わる決定的役割を与えることで、プロセスと出力のあいだの差異を消失させた「インタフェース」である。そのことが、世界の多様な「構造と行動の関係」について豊かな示唆をもたらす重要な要素となっている。

受賞者のラルフ ベッカーは、次のようにコメントを残している
「『Interface I』は、現代におけるテクノロジーの物理的な存在や複雑なシステム、物質と思考の相互作用についての長期にわたる研究と考察の結果です。この作品の背景として核となるアイデアは、ノイズを邪魔なものとして捉えるのではなく、変化と新しい視点を可能にする触媒として理解するというもの。現在私は、今ある技術原理と放棄され忘れられた方法、理論、材料とを結びつけることに挑戦しています。この研究を、異なる時期や文化にまたがる技術的にハイブリッドな作品にこれからつなげていきたいと思っています。
20 回の歴史と実績を持つ文化庁メディア芸術祭で、アート部門大賞を受賞したことを大変光栄に思います。

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