2018年1月27日 13:25
映画『ファントム・スレッド』P.T.アンダーソン×ダニエル・デイ=ルイス、再びタッグ
『リンカーン』:スティーヴン・スピルバーグ監督作。史上最も愛された大統領と言われるリンカーン大統領が、国の将来を左右する重要な決断に苦悩し奔走する様子を演じる。
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』:石油王に登りつめた男が欲望に満ちた争いにまみれ、破滅への道へ追い込まれていく様を熱演。
ポール・トーマス・アンダーソンとタッグを組むのは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に続いて2作目。そして繊細でエキセントリックな演技を見せた『ファントム・スレッド』では、4度目のアカデミー賞獲得に期待がかかるが、残念ながら本作で俳優業の引退を表明している。
なお、ダニエル・デイ=ルイスは90年代後半より、ギャング・オブ・ニューヨークに主演するまでの期間にも引退(俳優活動を休止)。マーティン・スコセッシに説得されて俳優に戻るまでの期間、イタリアの伝説的なシューズ職人ステファノ ベーメルに弟子入りしてシューズ職人として活動していた。
徹底した役作り
ダニエル・デイ=ルイスは過去にも驚異の役作りで有名な俳優。
刑務所に入ったり、車椅子で生活したり、19世紀の英語の文体で手紙の交換をおこなったり…とあげればきりがないが、いずれも他の俳優を愕然とさせる内容だ。