展覧会「ポーランドの映画ポスター」京都国立近代美術館で、各国映画のポスター96点を展示
本展では、『ダントン』や『イルミネーション』といったポーランド映画のポスターを展示し、その独創的なデザインを楽しむのみならず、戦後ポーランド映画史を俯瞰できる。
日本映画と“怪獣”の表現
日本映画はポーランドでも盛んに公開され、とくに黒澤明監督の作品や怪獣映画、そして社会派の主題を持つ映画が取り上げられた。そうした映画のポスターのなかから、マチェイ・ヒブネルによる『美しさと哀しみと』などを展示。さらに、ポーランドのアーティストによる怪獣の個性的な表現方法にも迫る。
ヨーロッパやアメリカ映画も
冷戦のさなかにあっても、ポーランドは西ヨーロッパの映画を数多く輸入し、1980年代からはアメリカ映画の公開も増加した。そうした背景のもと作られた、『めまい』やベルトルッチ監督作『暗殺の森』などのポスターを豊富に展示し、チェシレヴィチをはじめとする一線級ポスター作家による斬新な表現に浸ることができる。
展覧会概要
展覧会「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランドの映画ポスター」
会期:2020年3月17日(火)〜7月12日(日) ※会期中に一部展示替えあり
[前期 5月26日(火)~6月14日(日)