展覧会「細見コレクション―琳派と若冲―」細見美術館で、俵屋宗達・酒井抱一・伊藤若冲らの作品を展覧
伊藤若冲「花鳥図押絵貼屛風」「糸瓜群虫図」など
江戸時代の画家であり、今なお多くのファンを魅了し続ける伊藤若冲。極彩色や墨で動物を描いた作品で知られており、その繊細な筆遣いは国内のみならず世界から高い評価を得ている。
本展では、若冲の作品の中から水墨画を中心に集積。「花鳥図押絵貼屛風」「雪中雄鶏図」「糸瓜群虫図」といった作品を展示する。中でも「花鳥図押絵貼屛風」は、勢いのある濃墨の線描、淡墨の滲みを活かした面の連なりなど、様々な技法を使う若冲の試みが垣間見える貴重な一品となっている。
桃山陶芸「志野」と「織部」
桃山時代に作られた陶芸作品の総称である、桃山陶芸。その中で、桃山から江戸初期にかけて美濃窯で焼かれた「志野」と、17世紀初期に美濃窯で焼かれた「織部」は高い芸術性が評価されている作品群だ。今回、会場では「志野唐花文鉢」「織部千鳥文手付四方鉢」といった作品を見ることが出来る。
【詳細】
細見コレクション―琳派と若冲―
会期:2020年9月12日(土)~12月20日(日)
時間:10:00~17:00
会場:細見美術館
住所:京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
入館料:一般 1,300円、学生 1,000円
※会期中展示替えあり。