サントリー美術館のリニューアル記念展第三弾、異国交流で花開いた美術 - 歌川広重やガレらの作品が集結
サントリー美術館のリニューアル・オープン記念展III「美を結ぶ。美をひらく。美の交流が生んだ6つの物語」が開催。会期は2021年2月28日(日)まで。
異国・異文化交流で生まれた美術品の数々を展示
「日本美術の裏の裏」展と同じく、サントリー美術館のリニューアル・オープン記念展となる「美を結ぶ。美をひらく。美の交流が生んだ6つの物語」。本展は、異文化や異民族、異なる要素が結びつくことで生まれる新たな“美”をテーマに展開する。
会場では、江戸時代からパリ万博まで約300年の間における芸術作品を、サントリー美術館のコレクションの中から日本美術を軸に厳選して展示。6つのセクションに分け、国・時代・素材の枠を超えて結びつき花開いた、6つの美の物語を紹介していく。
<ストーリー1>欧州を魅了した陶磁器「古伊万里」
第1のセクションでは、江戸時代にヨーロッパ諸国が高く評価した陶磁器「古伊万里」をフィーチャー。17世紀半ばに中国磁器に取って代わる形で欧州各国に輸出されるようになった、華やかな「古伊万里」を集積。「柿右衛門様式」や「金襴手様式」を中心に、新収蔵品も交えて紹介する。
<ストーリー2>徳川将軍家への献上品、高級磁器「鍋島」