2022年7月24日 12:10
シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演最新作「ダイハツ アレグリア-新たなる光-」“5年ぶり”日本上陸
大胆なクリエイティブの変更により「アレグリア-新たなる光-」として生まれ変わった。
タイトル名の「アレグリア」は、スペイン語で“喜び”の意。「アレグリア-新たなる光-」では、「力の探求」「変化への渇望」「闇に対する光の勝利」をテーマに、抒情的時代を背景に贅沢なアクロバットを散りばめた神秘的な世界を作り上げた。シルク・ドゥ・ソレイユの復活にふさわしい“希望に満ち溢れた歓喜の物語”が完成したのである。
「過去」と「現在」を表すセット
新たに生まれ変わったアレグリアでは、舞台セット、衣装などすべて一新している。たとえばセットに注目。「過去」と「現在」の両方の権力構造を喚起し、手工業的な芸術と、金細工から着想を得て、現代風にアレンジしたセットが組まれている。
また、ステージの高さが異なる3層構造になっているのもポイント。
一番高い層は、閉じられた君主制の世界と外界とを隔てる門、真ん中の層は宮廷を象徴、一番低い層はストリートを表している。
数々のシンボルに溢れる
セットには、数々のシンボルを散りばめている。王権の表象である巨大な王冠の幕や、幕に描かれたフランス・ルネサンスを象徴するサラマンダー、時を経て輝きを失ってしまったねじれて形の歪んだ古い玉座など、目を凝らすとこだわり抜かれたセットのディテールが見えてくる。