元陸上選手・為末大「小学生の全国大会廃止は素晴らしい」 その理由に「なるほど!」「本当そうよ」
そのため、子供たちの主体性が失われ、スポーツを楽しむことができず、よい成績を収めても、その後競技から離れてしまう選手が多いのだとか。
また、『最適化』を身に着けた選手は、考える力が育っていないことが多く、引退後に苦労すると指摘しました。
為末さんはこれらの理由から、「小学生の全国大会の廃止は素晴らしい」「ほかの競技でも廃止してほしい」とつづっています。
為末さんの考えに、さまざまな意見が寄せられました。
・僕は中学校の時、全国レベルの野球部に所属。3年間球拾いでした。自分のレベルにあった場所で野球を楽しみたかった。
・大人の夢を子供に押し付けているといえますよね。
・僕がずっと漠然と思っていたことを、為末さんが言語化してくれた。すごい。
・吹奏楽部にも、同じことがいえます。せっかくうまくなっても、その後、楽器を辞めてしまう子が多いです。
ちなみに、全日本柔道連盟は、「全国大会が小学生たちの目標になっていたことは事実」としています。
その上で、現在、「新たな目標となるようなイベントを考え中」とのこと。
スポーツに限らず、音楽、芸術、学問などでも、子供たちが主体性を失うことなく、また、のびのびと成長していくためにはどうしていくべきか、考えたいものですね。