2022年6月10日 17:35
文部科学大臣「命を落としかねない」 体育の授業や登下校時にはマスクを外すよう、全国の学校へ通知
新型コロナウイルス感染症の影響で、集団で行動する場合や、人が密集する場所では、マスクの着用が推奨されています。
一方、2022年6月8日、兵庫県神戸市にある小学校では、生徒12人が熱中症の症状を訴え、6人が病院へ搬送。
当時、30人の生徒が屋外で運動会の練習をしており、そのうちの半数がマスクを着用していました。
また、同月3日には、兵庫県尼崎市の中学校で生徒22人が体育大会の練習中に熱中症の症状を訴え、病院に搬送。
同月2日にも、大阪府大阪市の中学校・高校の体育大会中に生徒29人と保護者1人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されています。
FNNプライムプライムオンラインによると、学校側は「マスクを外してもいい」と指導していたものの、日頃の習慣や、抵抗感から外さない生徒が半数ほどいたとのことです。
文部科学大臣「命落としかねない」
同月10日、末松信介文部科学大臣が、体育の授業や登下校中にはマスクを外すよう、全国の教育委員会に通知する考えを明らかにしました。
通知は、きょう発出される予定で●熱中症の危険性を周知、●体育、登下校ではマスクを外す、●生徒・児童間などの距離をあけるなどの工夫をすることが盛り込まれているという。