トラブルを目撃したとき、「もしもそれが自分だったら」と立場を変えて考えてみる
『夫」が『妻』を罵倒する。
番組では、そんな場面を見た人たちがどうするのか、というところに焦点を当てます。
例えば、アイスクリームスタンドで注文しようとしている男性がいます。彼は字が読めないので、当然メニューを読めない。
それを店員は「ありえない!教育を受けていないなんて信じられない」と罵倒します。すると後ろに並んでいた女性がメニューを読んであげて、店員に向かって「ひどいこと言うんじゃない。誰もが平等にサービスを受けるべきだ」と怒りの声を上げます。
特に人種差別、障害者差別について、まわりにいる人は猛然と抗議をするのです。
また、スーパーマーケットで女性教師が子どもたちのための文房具、そして自分の食べるものなどを買おうとする。ところがお金が足りない。クレジットカードも使えない。
後ろに並んでいた人は、足りない分を払うことを申し出たり、中には全額払うと言う人がいます。子どもたちの教育は大切だ。その手伝いができたらうれしい、と。
テレビ番組なので、番組にふさわしい場面だけを切り取っている可能性は否めません。
最初に観たときにはすべて『芝居』『演出』かもしれないと思ったのですが、立ち向かう人たちの様子からそうとも思えないのです。