平和教材の『はだしのゲン』削除に抗議の声 「それでいいのか」「信じられない」
『はだしのゲン』削除にネットから疑問の声
同プログラムは、小学生から高校生を対象にした4冊で構成される教材を使い、被爆の実相を伝えるためのものです。
図書館や学校の図書室の本棚に並ぶ『はだしのゲン』を通して、子供の頃に戦争や原爆の恐ろしさを知った人は、少なくないでしょう。
だからこそ、ネット上では『はだしのゲン』が教材から削除されることに対し、疑問を抱く人が声を上げています。
また、Twitterでは『#はだしのゲンをなくすことに抗議します』というハッシュタグが作成され、多くの抗議の声が寄せられました。
・『はだしのゲン』は確かに描写が怖いけれど、絵を通してその恐怖を伝えてくれる素晴らしい作品だと思う。
・子供の頃に読んで、衝撃を受けた作品。未来の子供たちにも伝えていくべきではないか。
・よりによって広島県の教材から削除だなんて。
あんなにも被爆の実相に迫りやすい作品はないだろう。『はだしのゲン』を出版する株式会社汐文社によると、今回の報道によって多数の問い合わせや、単行本の注文が寄せられたとのこと。
同社は「直接作品に触れ、戦争と平和について考えるきっかけにしていただけますと幸いです」