2023年6月26日 12:00
天ぷら調理中に、火が上がってしまったら? 消防庁の注意喚起に「怖すぎる」「絶対やらない」
料理中に何らかの原因で火が出てしまった場合、みなさんはどのようにして消火するでしょうか。
とりあえず手っ取り早く、水をかけて消そうとするかもしれませんが、中には水での消火はNGというケースがあります。
例えば、天ぷら油から出た火には「水をかけてはいけない」といわれていますが、これはなぜなのでしょうか。
※写真はイメージ
水をかけると火が大きくなり被害が拡大
天ぷらやフライに使う揚げ油で起こる火災は、『天ぷら油火災』と呼ばれています。高温に熱された油が発火したり、コンロの火から引火したりすることで火災が起こるのです。
油から火が出ると、つい焦ってしまい、早く消そうと水をかけてしまいたくなるかもしれません。しかし、これは絶対にしてはいけないNG行為です。
高温に熱された油に水を投入すると、水が瞬時に蒸発して水蒸気に変わり、炎が急激に拡大。高温の油も周囲に飛び散ります。
東京消防庁による、『天ぷら油火災』の怖さが分かる動画をご覧ください。
わずかな水滴でも炎が大きくなり、油を飛び散らせます。
もし、焦って火を消そうとしてコップ1杯の水を投入すれば、後はどうなるか分かるでしょう。