
アメリカにある家畜の保護農場『スリーピーピッグ・ファーム・アニマル・サンクチュアリ』。
この農場ではさまざまな事情によって保護されたブタやヤギ、ウシやヒツジなどの動物たちが伸び伸びと暮らしています。
妹を失ったヤギが仲よくなったのは…
2022年2月、この農場で暮らすヤギのベティちゃんが、病気のため天国へと旅立ちました。
ベティちゃんにはブランカちゃんという姉がいて、2頭の絆はとても強かったそうです。
最愛の妹を失った悲しみはブランカちゃんにとって耐えがたいものだったよう。
ベティちゃんがいなくなってから、ブランカちゃんはすっかり元気をなくしてしまい、ほかのヤギやヒツジたちとも過ごさなくなったのです。
ブランカちゃんは体に障がいがあり、農場主のティファニーさんはひとりぼっちのブランカちゃんを見て健康状態を心配していました。
その年の12月、『スリーピーピッグ・ファーム・アニマル・サンクチュアリ』に1羽の七面鳥が仲間入りします。
レニーちゃんという七面鳥は、仲間を全員失って、唯一生き残ったのだそう。
数日後、ティファニーさんは、レニーちゃんがブランカちゃんの近くで過ごしているのに気付きます。