バスでASDの息子がパニック寸前! 見知らぬ女性の『一言』に心打たれる
息子さんは、この状況がいつまで続くのかが分からず、強い不安を覚えていたのかもしれません。
それを察したのか、見知らぬ女性は、たとえウソでも『遠すぎず近すぎない、目的地までの具体的な数値』を伝えることで、息子さんの不安を軽減してくれたのです。
女性の気遣いに心打たれた、花森さん。その後は、息子さんと外の風景を見ながら「あの店が見えるから、目的地までもう少しだね」と、ゴールを意識できるような言葉をかけていたといいます。
強いストレスがかかった状態で耳にした女性のひと言は、息子さんと花森さんを前向きにしてくれたのでしょう。漫画を読んだ人からも、女性を称賛する声が上がっています。このエピソードで素敵なのは、その結果だけでなく、女性の「困っている人を助けたい」という強い想いによる行動。
他者と助け合える社会は、多くの人にとって『優しい世界』といえるでしょう。
あなたが困っている人に出会った時は、勇気を出してひと言でも声をかけてみてはどうでしょうか。
その勇気と優しさは、きっと助けた相手を通して、自然と社会に広がっていくはずです。
[文・構成/grape編集部]
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