ハードルが高い弁護士相談 法テラスの助言に「心強い!」
でも、自分で弁護士に相談できる方は限られています。自分の抱えている生活困窮の背景に法的問題があって、それが解決可能だということを認識できないので、そもそも弁護士に相談するという選択肢が思い浮かばないのです。
――なるほど。
「裁判に訴えられたら」とか、問題が大きくなってどうにもならなくなった時にではなく、もっと早い段階で、弁護士にお気軽に相談いただきたいですね。
時間が経過すると事態が進んで解決が難しくなる、ということもあります。病気でも、早期発見早期治療が大切ですよね。それと同じです。
――弁護士に相談するのはなかなかハードルが高い。
そうですね。弁護士に相談するとなると、一般的に、次のようなハードルがあるのではないかと思います。①費用が払えない。
②(特に地方では)近くに弁護士がいない。
③法律で解決できるか分からない、どこに相談したらよいか分からない。
④相談するのに心理的な抵抗感がある。
①については、例えば『法テラス』の民事法律扶助制度(※)をご利用いただくと、一定の収入・資産の基準を満たす方について同一の相談について3回までは無料で法律相談することができます。