2024年1月19日 13:00
熱いお風呂は肌に良い? 悪い? 皮膚科医が教える入浴方法に「初めて知りました」「逆効果だったのか」
さらに、乾燥肌が定着してしまうとこんなデメリットも。
「汗の排出が上手にできなくなることも考えられます。水分が足りていない皮膚は排出した汗まで吸ってしまうことがあるからです。乾燥肌は美肌の大敵であるだけでなく、体の調子まで狂わせてしまう恐れがあるのです」
こう聞くと、美容の面だけでなく、健康を守る意味でも、乾燥肌にならないよう気を付けたいですね。
乾燥を避ける入浴の仕方
では、乾燥しにくいお風呂の入り方はあるのでしょうか。
「高温のお湯を使ってしまうと、皮脂膜を溶かし、角質などがはがれることにより乾燥が進んでしまいます。基本的には『体温よりも熱いお湯は乾燥する』と考えてください。シャワーも40℃以上の熱いお湯は避けたほうがいいですね。
湯船に入る場合だと、どれだけの時間入っても乾燥のしやすさは変わらないのですが、それでも5分程度に抑えて欲しいです」
さらに、入浴による肌の乾燥を防ぐためには、入浴後のケアも重要です。
「入浴後は5分から10分の間に保湿をしましょう。おすすめはヘパリン類似物質が入っている保湿剤です。ヒアルロン酸もおすすめですが、高価なものが多い。最近注目されているセラミドに関しては、以前よりも安価で見つけられると思いますよ」