肉を冷凍時、何で包むといい? 企業に聞いた『おすすめ』に目からウロコ!
右のラップで包んだ肉は冷凍焼けしていることが分かりますね。
肉の冷凍焼けを防ぐコツ
そもそも冷凍焼けというのは、冷凍保存した食品の表面が乾燥して変色したり、質感が変わったりする現象のことです。
冷凍焼けは、以下のような理由で起こります。
・食品内の水分が蒸発するため
冷凍庫の中で食品表面の水分が昇華(固体から直接気体になる現象)して失われることで、表面が乾燥して『焼けた』ような見た目になります。この水分の蒸発が進むと、冷凍食品でも表面に、カサカサした質感や白っぽい斑点が現れます。
・酸化が進むため
食品の表面が冷凍庫内の空気に触れると、温度が低くても酸素と反応して酸化が起こり、色や風味が変わる原因となります。特に肉や魚では、酸化によって脂肪が劣化し、風味が悪くなることが多いのです。
・保存方法が不適切なため
冷凍焼けは、食品がしっかり密閉されずに、空気に触れることで起きやすくなります。
上記の通り、冷凍焼けは主に水分の蒸発と酸化が原因です。
例えば、ラップで包んだだけだったり、袋の密閉が不十分だったりすると、空気が入り込みやすく、冷凍焼けが進んでしまいます。
金属アルミニウムの薄膜であるアルミホイルは、より空気・水分を通さない性質があるため、アルミホイルで包むと冷凍焼けしにくくなるというわけです。