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ハブクラゲってどんな生き物? 刺されたら『酢』を使うって本当?

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ハブクラゲってどんな生き物? 刺されたら『酢』を使うって本当?

みなさんは、ハブクラゲという生き物をご存知でしょうか。

海の危険生物として知られており、刺されると最悪の場合、死に至ることも…。

この記事では、ハブクラゲとはどんな生き物なのか、また、刺された時の対処の仕方についてなど、さまざまな情報をご紹介します。

ハブクラゲってどんな生き物?生息地や発生する時期は?


ハブクラゲは、傘の四隅から7~8本ずつ伸びている触手が特徴的なクラゲです。

傘の高さは10cm以上、触手は150cm以上に伸びることもあるといいます。


触手に強い毒があり、毒ヘビの『ハブ』がその名前の由来なのだとか。

ハブクラゲは、沖縄県や奄美地方の海に生息。
5~10月頃に発生し、ハブクラゲが大きくなる時期は特に被害が多いのだそう。

沖縄県の公式ウェブサイトでは、ハブクラゲについてこのように紹介しています。


ハブクラゲは、かさが半透明のため水中で見えにくく、刺されてはじめて気付く場合が多い。

6月~9月にかけて多く発生し、特に波の静かな砂浜や、入り江、人工ビーチなどで被害が多い。

20~30cmと浅い砂浜でも刺症事故が発生している。

ハブクラゲの触手には、刺胞と呼ばれる毒の針の入ったカプセルがたくさんあり、刺激を受けると毒針が飛び出すしくみになっている。

刺されると激痛を生じ、みみずばれのような跡になるのが特徴。



沖縄県公式ホームページーより引用

沖縄県にはほかにも『オニダルマオコゼ』や『カツオノエボシ』といった危険生物がいますが、ハブクラゲによる被害が圧倒的に多いのだそう。


オニダルマオコゼやカツオノエボシについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。

オニダルマオコゼの毒のトゲには要注意!刺されたらどうすればいい?

カツオノエボシとはどんな生き物?浜辺の青いビニール・ペットボトルは危険生物かも

ハブクラゲに刺されたら、酢を使う?対策は


前述のとおり、ハブクラゲに刺されると激しい痛みを感じ、時間が経つとミミズ腫れになります。

ひどい時には、意識障害や呼吸困難などの症状を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあるのだとか。もし、ハブクラゲに刺されたらどのように対処すればいいのでしょうか。

沖縄県宜野湾市の公式ウェブサイトでは、次のように紹介しています。

  • 刺されたら海からすぐにあがります。
  • 大量の酢をかけます。

  • (酢には刺胞の発射をおさえる効果があります)

  • 触手をそっとはがします。
  • 痛みがある場合は氷や冷水で冷やします。
  • 病院へ行きましょう。


宜野湾市公式ホームページーより引用

ハブクラゲに刺されたら、患部に食酢をたっぷりかけて触手を取り除くのが重要なのだそう。

この時、食酢ではなく、真水やアルコール、砂をかけてしまうとさらに被害が拡大してしまうそうなので、気を付けましょう。

また、患部は絶対にこすってはいけません。


ハブクラゲに刺されないようにするために、海水浴に行く時にはあらかじめ対策をしておくことが重要です。

沖縄県では、海水浴場に『ハブクラゲ侵入防止ネット』を設置しているところが多いといいます。そういった場所では、ネットの内側で泳ぐようにしましょう。

しかし、ハブクラゲ侵入防止ネットが設置されていない海水浴場もあります。

なるべく、ネットが設置されている海水浴場を選ぶといいでしょう。

また、海水浴をする際は、ウェットスーツやラッシュガード、長袖のTシャツ、スパッツなどを着用し、なるべく肌を露出しないようにすることも大切だそうです。

海水浴ではハブクラゲに注意!


ハブクラゲに関する、さまざまなことをご紹介しました。

前述のとおり、ハブクラゲは沖縄県や奄美地方の海に生息しているので、海水浴で訪れる際には十分注意して楽しみましょう。

[文・構成/grape編集部]

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