5代目『ジェームズ・ボンド』ことピアース・ブロスナン 男前俳優の今昔
彼が演じたのは5代目のボンド。
1995年に満を持して『007 ゴールデンアイ』で待望のボンド役デビュー。
CG技術が導入され始めたこの時期のボンド映画において、ピアース・ブロスナンは持ち前の肉体と愛嬌を活かし、ド派手で華麗なボンド像を4作演じて、世界的な人気を獲得しました。
約7年間ボンド役を務めたピアース・ブロスナンですが、有名すぎる同役に飲まれることなく、持ち前のセクシーなイメージを駆使して、この時期いくつものヒット作に出演し、俳優としてはまさに黄金期を迎えます。
おすすめ出演作③:マーズ・アタック!
1996年にはSFスリラーコメディ映画『マーズ・アタック!』に出演したピアース・ブロスナン。
凶悪な火星人との攻防をコミカルに描いた本作で、ピアース・ブロスナンはボンド役でのセクシーさを逆手に取り、火星人に拉致され、しゃべる生首状態にされる大学教授役を怪演し、劇場の爆笑をさらいました。
おすすめ出演作④:ダンテズ・ピーク
翌1997年にはうって変わって、当時の最先端VFXを駆使したパニック超大作『ダンテズ・ピーク』で主演を務め、小さな町に迫り来る火山噴火の脅威から人々を守る地質学者をたくましく演じ、ボンドとはまた違ったヒーロー像を印象付けました。