「注文しなくていいから…」 寒空の下で待ち合わせする女性を店に招き?
と断ったところ…。
「そんなのいいよ。こんなに寒くちゃお客さん来ないし。コーヒーの淹れ方を教えるから、覚えて帰ってよ。待ち合わせの人が来たらすぐ分かるようにドアは開けておくから」
店主はお金は取らず、ぽんたさんの家族が来るまで目の前でコーヒーの淹れ方を教えてくれました。
その様子を見ていたぽんたさんは「角度によって光り方が違い、こんなに綺麗なものなのかと感動した」といいます。
店主が無料でコーヒーを入れた理由とは
店主は淹れたてのコーヒーを前に、口にするよう勧めました。
「飲んでみて。
人生初のドリップコーヒー。まずは砂糖もミルクも入れないで」
※写真はイメージ
これまで知っていたコーヒーとは別格の風味に驚いたぽんたさん。店主は「おいしいでしょ。それが本当のコーヒーの味なんだよ」と教えてくれたといいます。
そのコーヒーは、当時のお金で1杯600円のブルーマウンテンでした。
金額を知ったぽんたさんが、家族が来たら支払う旨を伝えると店主は…。
「いいの。僕が淹れたかったんだから。
お客さん来ないからヒマでさ。それに、コーヒー好きな人を増やすのが楽しいんだよ」
きっと、本当にコーヒーが好きな店主なのでしょう。