「だからこそ、本番で…」 磯山さやかが出演する喜劇、『初日の予想』に共感できる
アドリブもある舞台のため、「ちゃんと拾って反応したい」と相手の言動に集中しながら演じているそうです。
――自分に合っている役?
私が演じる『紫』は、受け入れやすいキャラクターですね。
割とこう、難しい役ではないといいますか…。「そこまで変な人ではない」というのは、私としてはありがたいなと思って。
自分の身分によって立ち位置が違う時代なんですけど、まだ慣れてないのか、たまにそこを忘れちゃって!なんか前に出ちゃう時もあります。
主演の田中さんは出ずっぱりで、普段使わない言葉が私のセリフよりたくさん並んでいます。
――役柄の大変なところは?
舞台が江戸時代なので、所作とか、言葉遣いとかが大変です。
途中で言葉遣いが現代に寄るところもあるので、そうなるとちょっとホッとするんですけれど…。
大奥様とお話する時は「わたし」ではなく「わたくし」。それが途中から「わたし」になるんですね。でも、セリフの間や気持ちの問題で、なかなかうまく切り替えられないことも。
あとお稽古の最初のほうは、着物で動いてわりと筋肉痛になってましたね。
着物自体は着慣れているので「すごい苦しい」とかいうことはないんですけど、所作とかが難しいのかな。