超仲良しから犬猿の仲まで 『兄弟・姉妹』が登場する必見の映画たち
黒スーツに黒ネクタイに黒ソフト帽、そしてレイバンのサングラス。ポップアイコンにもなった2人組が繰り広げる爆笑のドタバタ劇と、音楽演奏シーンは見ているだけで元気が出ます。
一方で、闇の世界にいながらも愛のために奮闘する兄弟愛に涙を誘われる傑作といえるでしょう。
火垂るの墓
次は、1988年公開、悲劇の戦争ドラマアニメ映画『火垂るの墓』をご紹介します。
直木賞受賞作家である野坂昭如さんの短編小説を、スタジオジブリの高畑勲監督が映像化した本作。
時に『トラウマアニメ』として語られることも多い同作ですが、同時に戦争の悲惨さを如実に伝えた傑作として愛されてきました。
同作の舞台は、終戦間際の1945年の神戸。孤児となった14歳の兄・清太と4歳の妹・節子は親戚の家に身を置くものの、次第に厄介者扱いをされ、ついには家を飛び出してしまいます。
悲惨な世界に放り出された2人が生き抜く姿が描かれており、飢えに苛まれ次第に衰弱していく節子を救おうと奔走する清太からは、無償の兄妹愛を感じ取れるはずです。
それゆえに、多くの観客を号泣させたそのラストは、胸に深く刻まれるものになったのでしょう。
レインマン
次は、1989年公開の傑作ヒューマンドラマ『レインマン』です。