2016年1月26日 12:20
「人によるけど」って言ってない?ハナクロ世代の口グセを探る
という旨の歌詞は、個性の尊重と自己肯定感に溢れています。
妙な固定観念や自分の哲学が確立されていない幼い頃から、繰り返し繰り返しこの歌を聞いてきたために、ゆとり世代にとって「人それぞれ違う」というのは当然のこと。
ただしその価値観さえも「人それぞれだよな~」と捉えているので、あえて「人によるけど」という前置きをつけるのかもしれません。
■価値観の多様性を身をもって感じている
学校では「総合的な学習」が取り入れられ、盛んに異文化交流が行われたり、インターネットを通じて、あらゆる人の多様な価値観を知ったりすることのできる中で育ってきたゆとり世代。
世間を広く見渡せば、自分とは異なる環境や文化の中で生活し、それぞれに全く違う価値観が形成されているのだということを、身をもって感じています。
そのため、自分ひとりの価値観を人に押し付けることは無礼なこと、という考え方はもはやゆとり世代のベースとなっているのでしょう。
ある意味礼儀の一環として「人によるけど」という前置きを付けているのかもしれませんね。
■堅実ゆえに予防線を張ってしまう!?
「バイトで稼いだお金は旅行より貯金」「車?高いし維持も大変だし、電車があるんだから必要ないでしょ」