センスのいい家族が暮らす家【vol.13 アートや民芸品が息づく家・平野裕也さん、よしみさん邸】 | HugMug
中央にリビングを配して、子ども部屋と寝室で挟むような間取りにした。
「子ども部屋と寝室は、本当に必要最小限! コンパクトに設計してもらうことで、子どもが部屋にこもらないように、自然と家族がリビングに集まる間取りにしてもらいました」。この家の主役はなんといっても広々としたリビングと庭。キッチンや寝室、子ども部屋をサイドに独立させることで、いかようにもインテリアを楽しめるリビングが確立した。
平野さんが大好きなイームズハウスをイメージしてつくった壁一面の窓。リビングから庭に出るとき、大きな段差をつくらないことで、内と外がゆるやかに繋がる感覚を大切にできる。自然が常にそばにある、という豊かさをフルに活用した空間だ。
リビングのテレビ前に置かれた存在感のあるローテーブル。さまざまな形にカッティングされた石がパズルのようにちりばめられている。こちらはキッチンと脱衣所の床に使った端材のあまりで、父子で制作したもの。自由に石材をレイアウトしてレジンで固めると、ヴィンテージ感あふれるテーブルの完成。
中目黒の〈フィルム〉で購入した1920年代のフランスのアンティークテーブルに、家族の椅子が軽快に並ぶ。