センスのいい家族が暮らす家【vol.15 大パノラマから山間の自然を享受する家・関れいみさん邸 】 | HugMug
どこまでも物語の延長線上にある関邸なのだ。
心地いいリビングの時間を過ごすために、小さな工夫がさまざまな箇所に備わっている。例えば、壁に付けるとどうしても目立ってしまう大きめのエアコン。オーダーメイドのテーブルの下部にあえて収納して、格子をあしらうことでインテリアを邪魔しない空間に仕上がっている。
窓の下には、壁に合わせて造り付けのモルタルベンチを設置。窓辺の好きな場所に腰かけられるので、外の景色が自由に眺められる造りに。ちょっとした小物も置けるので、オブジェをディスプレイするのにも役立っている。
リビングやキッチンにはできるだけ家具や道具を置かないのが、関家の今のところのルール。あまりに借景がすばらしいため、室内を家具で埋め尽くしてしまうより、外の豊かさを室内からも楽しもうというのが狙い。
「だからこそ、配置する家具はしっかり選びました。置ける場所も限られているので」と話す関さん。ダイニングテーブルの上に吊るした個性的な照明は、この新居のために渋谷の〈maidens shop〉で購入した「LAFABLIGHT」。幾重にも張り巡らされたロープが独創的で、オブジェとしても成り立つ存在感。