石破茂議員の妻が語る「嘘をつかない夫を私は信頼しています」
大学2年の後期試験の前に、石破議員が開催した勉強会をきっかけに徐々に会話をするようになった2人。学校帰りにお茶を飲みに行ったり、週末にはドライブに行く仲に。
卒業後、石破議員は銀行員、佳子さんは総合商社に就職することが決まる。2人の関係は一時途絶えたが、それから約3年後に再会。互いの勤務先が東京・日本橋と竹橋であることが発覚し、会社の近くで一緒にランチを食べたり、デートをするようになった。
2人の交際は順調に進み、’83年9月に結婚する。結婚を機に、佳子さんは石破議員の地元、鳥取に移り住んだ。
「ずっと東京に暮らしていたので、戸惑いはありました。
最初は、高齢の方とお話しするとき、方言で内容がわからないことも。でも、お義母さんをはじめ、周囲の人の助けもあって、すぐになじめたと思います」
そして’86年7月、石破議員が29歳のとき、旧鳥取県全県区より出馬。見事、全国最年少議員として衆議院議員初当選を果たした。初当選の翌年の’87年に長女が、’90年には次女が生まれている。「夫はほとんど家に帰ってこられませんでした。そこで、玄関に夫の選挙ポスターを貼って、“お父さん。