くらし情報『自身の経験小説にこめ…阿川佐和子さん語る「両親の介護」』

2018年9月15日 16:00

自身の経験小説にこめ…阿川佐和子さん語る「両親の介護」

かわいそうだなとは思ったけれど、おかげで仕事は続けられました」

’15年に父親が病院で最期を迎えるまで、阿川さんはきょうだいとともに両親の介護生活に奮闘した。

「とにかく人手が必要だったから、つねにきょうだいで会議をして、ケア担当のシフト表を作りました。診察に行ったとき、担当医に言われたことを、パソコンに打ち込んで情報を共有したり、もうそれは阿川家の“一大プロジェクト”でしたよ(笑)。夫も協力的で、いまでも私の仕事が遅くなったとき、母をデイサービスに迎えに行ってくれたり、母の食事も、近くの料理屋さんに連れていって、2人で食べてくれることもあります」

サポートがあったとはいえ、阿川さんへの負担は大きかった。しかも、体調は万全ではなかった。

「昨年くらいまでは、更年期障害に悩んでいましたね。ちょっと前髪が顔にかかるだけで、『ああうるさい!』とイライラしたりするんですよ。真夏は、腕が太いからノースリーブは着ないことにしていたんですが、気取ったこと言っている余裕もなくなって。
とにかく暑いんですよ。更年期障害って」

そこで阿川さんは、イライラを軽減させる方法を考えた。

「一つずつ、小さなイライラを取り除くということから始めてみました。

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