くらし情報『阿川佐和子さんの“介護ストレス”対処術は「たまにのズル」』

2018年9月16日 06:00

阿川佐和子さんの“介護ストレス”対処術は「たまにのズル」

「私が子どもだったころから、父は『老人ホームに入れと言われたら俺は自殺する』って宣言していました。でも、父が転んで以降、高齢者2人だけの生活を続けさせるのは無理だと判断したんです。だからといって、きょうだいの誰かが親と同居するのは難しいということになりました」(阿川さん・以下同)

’15年に父親が病院で最期を迎えるまで、阿川さんはきょうだいとともに両親の介護生活に奮闘した。

「とにかく人手が必要だったから、つねにきょうだいで会議をして、ケア担当のシフト表を作りました。診察に行ったとき、担当医に言われたことを、パソコンに打ち込んで情報を共有したり、もうそれは阿川家の“一大プロジェクト”でしたよ(笑)。夫も協力的で、いまでも私の仕事が遅くなったとき、母をデイサービスに迎えに行ってくれたり、母の食事も、近くの料理屋さんに連れていって、2人で食べてくれることもあります」

身をもって体験した、「親の介護」という深刻な社会問題。『ことことこーこ』には、その経験や教訓が込められているという。「介護って、報われないことだらけ。
これなら喜ぶだろう、と思って買い物に行っても『そんなものいらん!』と言われたり、一生懸命に世話をしていた嫁や娘が、いちばん嫌われたりするケースもあると聞きますしね。

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