2019年1月21日 11:00
溝端淳平感じる悔しさ「なんで俺、出てないんだろう?」
「このうっとうしい目力のせいですよ(笑)。ふつうに芝居をしているのに主役より目立つと言われて。ある映画監督からは、撮了後に『その顔は俺の作品に向かない』と告げられたことも。悲しかったなあ」
そういう苦い過去もあってか、いま、最も力を注ぐのが舞台だ。
「舞台上がいちばん平等だと思います。丸裸でお客様の前に出て、演技を評価され、日々そのクオリティを上げていかなければならない。そういうしびれる緊張感のなかでお芝居をするということがすごく身になるし、楽しくて仕方ないんです」
そんな彼も今年で30歳に。
「30代は自分が心からいいと思える作品をたくさんやりたいですね。
というのも、いいドラマや映画を見ると、『なんで俺、出てないんだろう?』って思ってしまうんです。それを払しょくするには芝居を磨くことしかなくて、そのためにはどう生きていくかということを常に考えています。あっ!だからと言って、30代の目標は“人間力を養うこと”とか書かないでください。恥ずかしいから(笑)」
取材後、画面を通した印象よりも“男くさい”と告げると、「ありがとうございます。ずっとこういう性格ですよ」と朗らかに。熱い男の言葉に惚れた!
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