くらし情報『全体の1割が申告漏れ…ねんきんネットの「未加」に要注意』

2019年3月6日 06:00

全体の1割が申告漏れ…ねんきんネットの「未加」に要注意

(加谷さん)

制度が難解なうえに、受給資格があっても、自分から申し出て初めて受け取れるお金も多くあるという、いわば「申請主義」の年金システム。加谷さんの言うように、最初から「漏れがあるかもしれない」と疑ってかかっても損はない。

そこで、加谷さんに陥りがちな「年金の申請漏れ」のケースについて、解説と対策アドバイスをお願いした。

【ケース1】学生時代に2年間アルバイトしていたんですが、ねんきんネットで見てみたら、その期間が「厚年」って書いてありました。バイトなのに厚生年金に入っていたんでしょうか?(50歳・主婦)

「年に1度、郵送されてくる『ねんきん定期便』や、基礎年金番号などを入力して登録する『ねんきんネット』などでチェックすれば、国民年金の第1号被保険者(自営業、学生など)、第3号被保険者(会社員の妻など)に該当する期間を一覧できます。また、『ねんきんネット』では、20歳からのすべての年金記録を一覧できます。アルバイトをしていた期間に『厚年』とあれば、厚生年金に加入していたことを示しますから、会社が手続きしてくれていたことが濃厚。厚生年金の加入月数もチェックすれば、一致するはず」

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