くらし情報『整形した有村藍里はコンプレックス時代の象徴になれるのか?』

2019年3月11日 16:43

整形した有村藍里はコンプレックス時代の象徴になれるのか?

それは、“コンプレックスの象徴”とでも言いましょうか。承認欲求がダダ漏れる今の時代において、それに悩み、そして抗おうとする等身大の共感型タレントになれるのではと思ったのです。

■“自信がない”が唯一無二の魅力になる

番組内で印象的だったのは、彼女がコンプレックスを語る一幕です。「(有村架純の)姉であると言われることで、自分が自分でなくなったような気がした」と彼女は語り、涙していました。この“本当の自分が分からない”という感覚は、現在多くの10代20代の中に存在する、焦燥感と似ていると思うのです。

しかし普通は、彼女のように“顎の骨を削って、自分を変える”といった行動力は持ち合わせていません。せいぜい加工アプリの技術を高め、本当の自分とのコンプレックスに悩みながらSNSで偽りの称賛を集めるのが関の山です。だからこそ藍里さんが悩み、そして行動しようとする姿は、共感と応援を集めるように思うのです。
美容整形や写真加工などといったコンプレックス克服の技を極め、自信がないながらも語り立ち向かうことで人気になるかもしれない。もちろんその姿は、妹の架純さんとはまったく違う能力。彼女だけの存在価値といえます。

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