くらし情報『毒蝮三太夫明かす妻との出会い 改名巡り感じた「妻の強さ」』

2019年3月22日 06:00

毒蝮三太夫明かす妻との出会い 改名巡り感じた「妻の強さ」

実はこのときS字結腸がんも発見され、7時間もの大手術を受けていた。

「1カ月半の入院中、雪の中でも通ってくれ、下着も替えてくれたのもカミさんだった。年末だったんで、ベッドの上で年賀状を書いていて、カミさんにも病室から感謝の気持ちとともに(年賀状を)出したのを覚えてる」

80歳を超え、がんも体験したまむしさんを、妻のみさをさんが支え続ける。

「夫婦は、尊敬と我慢。もともと互いにないものに引かれて一緒になったんだから、その相手は尊敬して当然だよな。おっと、それから、気持ちを伝えるときは、ためらわずにな。恥ずかしいと思うのは、半端にやるから。照れずに、全力でぶつかれば伝わるし、相手も気持ちいいもんなんだよ」

今から3年前の1月、80歳の誕生日を目前にして、まむしさんは、「終活の第一歩」として事務所の社長を、弟子の千葉潤一さん(54・芸名:はぶ三太郎)に譲った。
続いて、ラジオの現場は、月~木の週4日というペースの2年間を経て、昨年4月からは現在の金曜午後だけとなった。「『そろそろ夫婦でゆっくりしたい』というカミさんの気持ちは、痛いほどわかる。うちの夫婦は、子どものいない人生を選んだ。つくらなかったんじゃなくて、できなかった。

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