2019年4月4日 16:00
本木雅弘支える也哉子の悲痛 両親他界で喪失うつなるケースも
遺族外来のある「嵯峨嵐山・田中クリニック」の田中啓一院長は、遺族のケアについてこう語る。
「遺族はうつ病の発症率や自殺率も高く、薬物治療を行うケースもあります。そうした状態にならないように、家族のサポートは必要不可欠。ただ、焦らせてはいけません。家族は助言も批判もせず、静かに話を聞いてあげることが大事です」
希林さんは生前、自分の理想の最期についてこう語っていた。
《私の両親はふたりとも70代半ばで、床に伏して1週間ぐらいで逝ったのね。子どもとしては、とてもありがたくて、上出来! と思っていました。私自身も、両親と同じように、最期は娘に上出来! と言ってもらいたい》(文春新書『一切なりゆき』より抜粋)
也哉子にもいつか“上出来!”と思える日が来ることだろう。
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