「終身雇用難しい」トヨタ社長発言にお膝元・豊田市の反応は
「’16年に、トヨタは製品群ごとに、7つのカンパニー制へと移行しています。簡単にいうと、高級車ブランドのレクサス、コンパクトカー、中型車のようなカテゴリーごとに独立した会社をつくりました。これには意思疎通のレスポンスの向上だけでなく、互いに競争心をあおる効果があった。その結果、奮起する社員も出てきたのです。それから3年、このへんでもう1つ刺激をという狙いが、今回の終身雇用制の発言に込められているような気がします」
さまざまな解釈があれど、トヨタが向かう独自の“働き方改革”に、日本中が注目しているのは間違いない。