2019年5月30日 06:00
NHK“ネット配信”開始でスマホからも受信料徴収の可能性
「ネットに接続されているスマホやパソコンを持っていると、“NHKを受信できる”と見なされてしまうようになる。 NHKが受信料の支払いを求める根拠になってしまうでしょう」(池田さん)
世帯ごとに払わないといけないため、単身赴任中の夫や、進学のために下宿中の子どもがいる人は、今回の法改正で大きな影響を受けるかもしれない。
現在、地上放送のみ見られる契約だと月額1,310円、衛星放送も加えた契約だと月額2,280円(いずれも振り込みで月払い)となっている受信料。
NHKの収入の9割強が、この受信料によるもので、現在の“支払い率”は82%。契約の対象のうち、8割が受信料を支払っているが、NHKはこれを限りなく100%に近づけようとしているのだ。
NHK広報局の意見を聞いた。
――カーナビを持っていたら、受信料を支払う義務があるのか?
「テレビ機能付きカーナビと携帯電話は受信契約の対象です。ただし、ご家庭にテレビがあって受信料をお支払いいただいている方については、自家用車に取り付けたテレビの受信料を別にご契約いただく必要はありません」
――今後、NHKのインターネット放送が始まったら、スマホなどを持っているだけで受信契約する必要が出てくるのだろうか。