帰省資金は「旅行積立」で貯める、航空会社「年利3%」魅力に
「毎年、夫や私の実家に子ども2人を連れていくだけでも、飛行機代で往復15万円ほどかかるんです。もっとほかのことにお金を回したいけれど、“孫の顔が見たい”と言われると、1年に1回は帰省しないと、と思って……」
そう嘆くのは、50代の主婦。今年10月には、消費税が10%に引き上げられる見込み。旅費も負担が重くなることが予測される。帰省資金を捻出するには、日ごろの出費を抑えるしかないのだろうか……?
「いえ、そんなことはありません。家族旅行を計画していたり、長期休暇によく帰省するという人は、『旅行積立』を使うと、お得に資金を貯めることができます。旅行積立とは、大手航空会社や旅行会社が扱っている旅行資金積立サービスのこと。満期になると、預けたお金に運用益がプラスされます。
その利率は1.75~3%と、銀行の利息を大きく上回るものばかりなのです」
そう話すのは、旅行積立を利用し、毎年計画的に家族旅行を楽しんでいるというファイナンシャルプランナーの高山一恵さん。申し込み方法は次のとおり。店舗をもつ旅行会社などは、営業所で手続きができる場合もある。手続きが済んだら、満期額になるまで“ほっとくだけ”。