くらし情報『高嶋ちさ子父語る絶縁21年間 伯父・忠夫さん死去に無言の理由』

高嶋ちさ子父語る絶縁21年間 伯父・忠夫さん死去に無言の理由

「振り返ってみて、彼も病気のせいで感情のコントロールができなかっただけなんだと理解できました。でも兄の病気のことを知ると、今度は“治療の邪魔になってもいけないなぁ”なんて考えて、連絡もとれないし、訪ねていくこともできないし。お互いの家族も行き来しなくなって、そうこうしているうちに、気がついてみたら20年以上もたってしまったんですね」

2年前の’17年には、弘之さんの妻が逝去した。

「うちも、ちさ子夫妻や家族だけで葬儀を営んで、向こう(高島忠夫一家)には連絡しませんでした。今回は逆にこちらが葬儀にも参列しなかったし、弔問とかにも行かなかったということです。“疎遠”とか“絶縁”というと、世間から変な一族だと思われるでしょうけど、いまとなるとこれが“高嶋家のスタイル”という感じもしますね」

21年もの空白があるにもかかわらず、弘之さんの兄に対する思いは薄れたわけではないようだ。

「家族のおかげで兄貴は、いい人生を全うできたと思います。特に花代さんは、ずっと兄を看病してくれて、頑張ってくれていたそうですから、いまは落ち込んでいるでしょうね」

実は忠夫さんの逝去をきっかけに、両家の歩み寄りのきざしも見えているという。

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