大野拓朗語る女装役の苦労「爪のケアにムダ毛処理…」
ドラマで『ベビーシッター・ギン!』を知ったという方にも、そんなふうに子供を愛する時間が少しでも増えたらいいなあと思います」
悩める親たちを叱咤激励し、涙する子供たちに愛を届けるギン。彼の言動が人々になにかを気づかせるが、大野自身、人生の苦難のときに誰かの言葉に救われた経験は?
「僕、精神的にとっても強くなったんです。強くなったきっかけというか、大きな転機は、大学受験で浪人を経験したときだと思います。2~3ヶ月、部屋にこもって勉強だけして、誰とも口をきかない生活を続けていたんですが、たまたま中学の同窓会があった。ひさしぶりに会った親友たちと数ヶ月ぶりにしゃべって、笑っていたら、顔がめちゃくちゃ痛くなったんですよ。“ほっぺたって、筋肉痛になるんだ!”ってハッとして、このまま引きこもっていちゃダメだ!と(笑)」
その経験があって、一気にポジティブになったという。
「親や友人など、自分を支えてくれる人はこうして身近にいるし、その人達の存在は大切だと痛感しました。一時期は、自分はどうして生きているのだろう、何のために存在しているのだろうと、精神的にガタがきていたのでなおさら。
あと、思ったんですよね、やっぱり笑うっていいなあって。