深田恭子 話題の泥棒スーツ姿は「恥ずかしいです(笑)」
仮面のパワーってすごいですね(笑)」
泥棒役を演じるのは、映画『ヤッターマン』(’90年)のドロンジョ以来になる。
「演じるのは泥棒ですが、『ヤッターマン』は、盗みそのものよりもヤッターマンとの対決のほうのイメージが強かったです。今回は、実際にターゲットの建物に忍び込んで宝石などを盗みます。けれども、Lの一族は悪党しか狙わないことをモットーにしていますし、私が演じる華は、窮地に陥った恋人を救うために、つい泥棒の手助けをしてしまうんです」
華は、警察官の和馬との恋愛に悩み、葛藤する。深田自身は、自分の前に壁が立ちはだかったとき、どんなふうに乗り越えるのか?
「私は、気づいたら乗り越えられていたらいいなあって思います。自ら乗り越えるのではなくて、壁にぶつかったままちょっとずつ進んでいくというか、正直、進んでいるのか、進んでいないのかもわからないです……。お仕事に対する気持ちも『これでいいのかな?できてるのかな?』と思いながら手探りでやっています」
強気でどんな障害も乗り越えるタイプではなさそう。
「そういうところが全然なくて、ポジティブさはゼロです(笑)。
ただ、現場でみなさんと楽しんでいいものを作っていきたいという気持ちはあります」