顧客を無保険に…かんぽ生命の社内規定が販売員の暴走を生んだ
(飯村さん・以下同)
自分たちの利益のために、3カ月もの間、顧客をなんの保障もない無保険の状態に置いたり、6カ月以上も保険料を二重に払わせたりしていたということだ。
一方、民間の保険会社では’05年に起きた保険金不払い問題で金融庁から指導が入り、このような不正契約は起きにくくなっているという。だが、あからさまではなくても、顧客の利益よりも自分たちの利益を優先する業者は多い。
「保険会社は不利なことは伝えてくれません。特に、“損する”行動を取りやすいのが、保険の見直しのタイミング。自分で確認すべきことは調べましょう」