2019年9月28日 15:50
結愛ちゃん虐待死事件「私は鬼母…」弁護士明かす実母の懺悔
亡くなったときには、やせ細っていた結愛ちゃん。
「懲役8年は大変重い刑です。結愛ちゃんは戻ってきませんが、こうなってしまったことを裁判が終わってからもしっかり考えてください。人生をやり直してください」
裁判長からの説諭に、スーツ姿の船戸優里被告(27)は小さくうなずいた。
’18年3月に5歳児・船戸結愛ちゃんは亡くなった。体重は標準より6キロも軽い12.2キロ、なきがらには古いものから新しいものまで170以上の傷やあざが残されていたという。それから1年半、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親・優里被告に対して、東京地裁は懲役8年の実刑判決を言い渡した。
裁判長は「夫の暴行を認識しながら結果的に容認し、犯情は重い」と指摘しており、インターネット上でも、優里被告に対する厳しい声があふれている。《母親なら、なぜ体を張って止めなかったのか》《甘い幼児虐待は死刑にすべき》《自分の子供を殺して、懲役8年か》……。
だが実は優里被告自身も裁判長の“大変重い刑”という言葉には、内心で違和感を覚えていたという。「私は厳しい判決だと思いました。でも優里さんは、もっと重い量刑を予想していたようです。