くらし情報『結愛ちゃん虐待死事件「私は鬼母…」弁護士明かす実母の懺悔』

2019年9月28日 15:50

結愛ちゃん虐待死事件「私は鬼母…」弁護士明かす実母の懺悔

彼女をカウンセリングしたNPO法人Saya-Sayaの代表理事・松本和子さんは言う。

「1年ほど前、東京拘置所で何度も面会しました。いまでも優里さんは結愛ちゃんが亡くなったことについて『死んでお詫びしたい』と、言うのです。心理的DVの加害者は狡猾です。罵倒したかと思えば、急に理解してみせたり優しくしたりして、“アメとムチ”を使い分けます。彼女が自分の量刑について『短すぎるのでは』と、考えているのは、元夫からのマインドコントロールがいまだ完全には解けていないということ。とても気の毒だと思います」

また公判では優里被告に対する元夫の言動を、“DVとして典型的で最悪なケース”と証言した精神科医の白川美也子医師は次のように語った。

「公判での彼女の姿から、悪質なDVの影響による心の傷や解離(意識が飛ぶこと)、さらに夫の洗脳から完全に回復していないことを思わせる様子がうかがわれました。
ですから当初の供述でも、“本当は何が起こったのか”を話せていたのか疑問です。今後の彼女に必要なのはPTSDや解離性障害の治療ですが、(刑務所でも)その機会が与えられ、次の人生にしっかり向き合えるようになることを望んでいます」

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