2019年9月28日 15:50
結愛ちゃん虐待死事件「私は鬼母…」弁護士明かす実母の懺悔
求刑が11年でしたから、そのくらいと思っていたのでしょう」と語るのは、優里被告を担当した弁護士。
「私が彼女に会ったころは、『私は鬼母なんだから、死んでもいいんだ』と言っていました。結愛ちゃんを救えなかったことも苦しかったでしょうし、逮捕されるまでの3カ月間、自分を糾弾する報道も目にする機会もあったのでしょう。とにかく“死にたい”“死ねば結愛に会える”と……。頭や心に膜がかかった状態といえばいいのでしょうか。何を聞いてもなかなか正確には答えも返ってきませんし、自分の太ももをたたき始めたり……。判断能力が低下している状態で、彼女にはカウンセリングが必要だと思いました」
優里被告は再婚相手だった雄大被告(今年4月に離婚が成立)から心理的なドメスティックバイオレンスを受けていたという。彼女は法廷で次のように証言している。
《私の行動や発言、すべてが怒られます。何回言っても許してくれないので、自分を傷つければわかってくれるかなと思って、自分の髪の毛を引っ張ったり、太ももを次の日真っ黒になるまでたたいたり、自分の顔をたたいたりということを見せました》
優里被告が自分がDVを受けていたことを理解するまで、数カ月を要したという。