紅白ワースト更新で叫ばれる原点回帰論「純粋に歌で勝負を」
昨年大みそかに放送された「第70回NHK紅白歌合戦」の平均視聴率(以下ビデオリサーチ調べ、関東地区)が前半(第1部)34.7%・後半(第2部)37.3%だったと、2日に報じられた。
後半は、前年の平均視聴率41.5%から4.2ポイントダウン。2015年に記録した後半の平均視聴率39.2%を下回り、2部制になった89年以降で歴代ワーストの数字。40%の大台を割ったのは、2017年以来6度目となったという。
「年々視聴者の“テレビ離れ”が食い止められず、40%超えも厳しい状態になってきました。サプライズ的な大物も矢沢永吉(70)や昨年の竹内まりや(64)、ビートたけし(72)などひと通り出尽くしています。残る大物はB’zとMr.Childrenぐらいだが、出場の可能性は低いとみられています」(音楽関係者)
番組内では数々の趣向を凝らした企画も用意されたが、視聴率アップにはそれほど結び付かなかった模様。そこで叫ばれているのが、“原点回帰論”だ。
「まずは企画ものをなるべく入れず、その分の時間で多くの歌手を出場させる。初期のころのように、純粋な歌合戦で勝負するべきとの声も上がっています。