2020年2月12日 15:50
新型コロナウイルス マスク同様「空気清浄機」は予防効果薄く…
マスクを製造するユニ・チャームの広報担当は「工場をフル稼働して24時間体制で生産を続けていますが、品薄状態解消のめどは全く立っていません」と苦慮。
手に入らない状況は長引きそうだが、じつは健康な人がマスクをしても、あまり意味がないという。
「基本的にマスクは、感染者もしくは感染の疑いがある人が、飛沫をとばさないためにつけるもの。元気な人がしても、確実に予防できるわけではありません。買い占めは、本当に必要とする人にマスクが届かなくなる可能性もあるので、注意しましょう」
峰さんの懸念は日本で現実のものとなり始めた。
「医療機関でもマスク不足は深刻で、このままでは手術などにも影響が出そうです」(久住さん)
医療用品の卸業者からはマスクや消毒液が品切れで、再入荷のめども立たないとの通達まであったという。
「シンガポールではポスターで『マスクは症状のある人だけ』と呼びかけています。買うときは、本当に必要なのか、落ち着いて考えてみてください」(峰さん)
【2】1秒かからず体内へ――飛沫感染「空気清浄機」では予防できない
二酸化塩素など殺菌成分を空気中に放出して、ウイルスや細菌を殺すのが空間除菌剤だ。