2020年4月3日 15:50
車は「持たず」に「使う」荻原博子伝授する最新サービス
2つ目は「0円マイカー」です。駐車場をカーシェアの拠点として提供し、この仕組みを運営するAnyca所有のシェアカーを配置。洗車や清掃などの管理を駐車場オーナーがサポートすれば、シェアカーを利用できます。
たとえば駐車場代が3万円、カーシェアの売り上げが月10万円だとします。駐車場のオーナーは、駐車場3万+売り上げの10%である1万=4万ポイントがもらえ、このポイント分で、マイカーのようにシェアカーが利用できます。
Anycaとしては、ポイントを支給するだけでカーシェアの拠点が増え、デメリットはほとんど見当たりません。
ですが駐車場オーナーは、管理などの負担ともらえるポイント、ポイントでシェアカーを利用できるメリットの比較検証が必要です。
カーシェアがよく利用される立地ほど、売り上げが伸びポイントが増えますが、その分、自分が利用したいときに車がない状態になりがちです。
同社のほかのシェアカーも利用できますが、そうなると、自宅からすぐ出発できるマイカー感覚とはいえないでしょう。最近は車を「持たず」、必要なときだけ「利用する」方が増えています。というのも、車を持つには車代のほか、税金や車検代、保険料、駐車場代などのランニングコストが大きいからです。