くらし情報『子供の保育所から通園拒否…コロナ最前線医療スタッフの苦悩』

2020年4月16日 06:00

子供の保育所から通園拒否…コロナ最前線医療スタッフの苦悩

病院がコロナ患者だけで満床に――(写真:時事通信)

病院がコロナ患者だけで満床に――(写真:時事通信)



日本で緊急事態宣言が発令されてから1週間。しかし新型コロナウイルスの感染者数が減少する兆しは未だ見えず、医療体制が限界を迎える“医療崩壊”の懸念も日に日に高まっている。これにより本来だったら病気が治ったり見つかったりする手術や検査が手薄に。慢性疾患をかかえる患者にとっては厳しい現状が続くというのだ――。医療従事者の蓄積した疲労やストレスは頂点に達しているようだ。

「医療現場でとくに疲弊しているのは指定病院など大病院の入院施設スタッフです。新型コロナ禍の収束が見えないなか、次から次に新しい患者が運ばれてきて対応せざるをえないという声があるのです」(東京都医師会・角田副会長)

その現場では、つねに感染というリスクを抱えている。順天堂大学病院・総合診療科の内藤俊夫教授は言う。


「医師や看護師はじめ医療スタッフにはかなりの緊張感があり、それがストレスになっています。いちばん怖いのは、終わりが見えないことです。いつまでこの状態が続くのかわからない状態は、ストレスが増してしまいます。さらに若手の医師には『新型コロナウイルスを家に持ち帰りたくない』と言って宿舎に泊まり込んでいる者もいます。

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