くらし情報『“医療崩壊現場”看護師の悲鳴「夜間は2人、1日17時間労働」』

2020年4月23日 15:50

“医療崩壊現場”看護師の悲鳴「夜間は2人、1日17時間労働」

“医療崩壊現場”看護師の悲鳴「夜間は2人、1日17時間労働」


首都圏では、感染症指定ではない病院も患者を受け入れ始めた。しかし、防護服や機材は足りずスタッフも不足している。破綻に直面する現場を看護師がレポートーー。

「4月初旬から、うちの病院で新型コロナウイルスの中等症患者を受け入れています。現在、6人が入院中で20人まで受け入れる態勢を作っていますが、防護服もマスクも数週間分しかない。まるで、竹やりで戦争に挑んでいくようなものですよ。これじゃ、患者の命を救えないどころか、私たちも感染して命を落としかねません」

そう訴えるのは、千葉県内の総合病院で働く看護師のAさん(40代)。中等症とは、4リットル以内の酸素吸入が必要と判断された感染者のこと。


Aさんが勤める病院では、3月から院内に“発熱外来”を設置。保健所から依頼があったコロナ疑いの患者に対し、PCR検査を行い、検体を保健所に送る作業を行ってきた。4月下旬から、病院の外にプレハブを設置して検査するという。

「3月は陰性ばかりでしたが、4月に入って陽性が増えています。うちの病院は感染症指定病院ではないので、入院患者を受け入れることはしないと思っていたんです」

しかし、3月末の医局の朝礼で、突然、こう発表があった。

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