くらし情報『出川哲朗『充電』は会議番組に…制作者たちのコロナ禍の苦悩』

2020年4月30日 06:00

出川哲朗『充電』は会議番組に…制作者たちのコロナ禍の苦悩

それでも編集次第で、過去の映像も使うことができるバラエティ番組は、“まだマシ”なのかもしれない。ドラマ制作に携わるNHK関係者は、こんな嘆きを……。

「5月7日以降のために、いちおう仮の撮影スケジュールは組んでいます。ですが、特にエキストラを大勢集めるような大河ドラマのロケは、現実的には厳しいと考えています。またスタジオ撮影も、時代設定に合わせた大きなセットを組み、空きスペースが小さくなりますから、必然的に人と人との距離が近くなり、“3密”になりがちです。大河と朝ドラのスタジオは隣同士で、撮影時の廊下も人があふれてしまう状況です。撮影時間をずらしたり、台本を書き換えて、一つのシーンに登場する出演者を減らしたりするなど、“新型コロナ対策”をもろもろ検討はしているのです。しかし緊急事態宣言が延長され、撮影再開が遅れれば、かなり危機的ですね。
穴が開くのが2~3週ぐらいでしたら何とか『エール』や『麒麟がくる』のダイジェスト版でつなぐことも不可能ではないかもしれません。しかし、それ以上となると、放送を一時中断し、過去作品の総集編などを放送しながら撮影再開を待つしかなくなります」

なんと7月ごろからは、放送中のドラマも“消えて”しまうことになるという。

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